22, 3月 2022
動画編集は副業として成立するのか

「趣味はyoutubeの視聴です。1日3時間ぐらいは見ます。好きなyoutuberは・・・」
今年入社した新入社員の自己紹介はなんとも最近の若者らしい内容でした。
もう一人の新人女性社員はtiktok沼にはまっているのだそうです。

確かにここ数年、動画を視聴する時間は爆発的に増えました。
20代の2人に1人は1日に30分以上youtubeを視聴しているのだそうです。
かく言う私も先日新しい掃除機を購入するための決め手になったのはyoutubeに投稿されていた最新掃除機の比較動画でした。
今やyoutubeやtiktokは完全に市民権を獲得しテレビの視聴時間をあっという間に奪い去ってしまいました。

そんな中、人気の副業として今脚光を浴びているのが動画編集の仕事です。
特別な資格は必要なく、パソコンさえあれば誰でも気軽に動画編集者になれるのも人気の秘訣でしょう。
実は私も小遣い稼ぎのために何度か動画編集のお仕事を頂戴したことがありますので今回はその経験談をお伝えしたいと思います。

動画編集のスキルはそんなに多くを求められることはありません。
私が請け負った動画編集のお仕事の大半は、所謂「ゆっくりの解説動画」でした。
ご存じない方のために簡単に説明しますと二人の女の子があるテーマに対して雑談も交えて面白おかしく解説してくれるという人形劇のような動画のことです。
動画編集の主な仕事は動画のカット割り、画像や映像の挿入、テロップ入れ、効果音の挿入、エフェクトの追加程度でした。
慣れてしまえば小学生でも簡単にやってしまえるでしょう。

このように簡単で依頼も溢れかえっている動画編集の世界ですが、私は副業として成立しませんでした。
それはやはり拘束時間に比べて賃金が安すぎるという問題が解決できなかったからです。
私が請け負った仕事の単価は1本あたり1000円、作業時間は早くても4時間程度はかかってしまいました。
時給換算すると250円です。
最初はスキルの習熟と実績作りのために低賃金でも体験することが大切でしょう。
しかし、いつまでもその条件で仕事をするのは下策と言えます。
ある程度の経験を積んだのであれば必ず高単価の案件を獲得しましょう。
私の場合、丁寧な仕事ぶりが評価されれば昇給もあるということだったため、張り切って動画を作成し、
有料の素材サイトの会員になりクオリティを高める努力をしました。
それでも昇給は500円、時給で言えば最低賃金にも届きませんでした。
結局その後は契約の更新はせずに動画編集の副業はお休みしています。
もしこれから動画編集者になろうとする方は必ず時給換算して満足いく賃金かを確認してくださいね。
お金の面さえ解決できれば今の時代に合うとてもよい副業であると言えると思います。